寺子屋本楽寺について

高校数学の壁

今晩は、本日も粛々。

 

長年指導してきて、教えていて、一番しんどい科目は何ですか?

と聞かれれば、

昔は数学と答えていました。

 

高校数学が一番しんどくて、その理由は大きく3つ。

①小中学校内容が不十分で、そもそも高校数学ができる状態ではない

②学校からの課題が多くて、それ以外に時間が取りにくい

③数学以外の科目との、時間のバランスが取りにくい

 

①は寺子屋の場合、解決が出来ているのでいいのです。

小中学校のときに変に先取りせずに、

じっくり内容を深めるように、教材を選んでいますから。

 

体感、高校生の7割~8割くらいは、

高校数学に挑める状態ではないと考えています。

原因はシンプルで、

小中学校の内容を、表面的にしか扱っていないから、

単に数学の理解不足です。

それにも関わらず、中3から高1の春休みは、

ほとんどの塾・予備校で、高校予習です。

 

ですので、寺子屋の課題は②だったわけです。

②が解決つけば、自動的に③も解決つきますので。

寺子屋では北陸で唯一、

数学リニアⓇを使用しています。

 

 

数学リニアⓇの教材イメージはこんな感じ。

ほとんどの生徒が、学校から出される課題は、

半分以上が自力で解けない状態なのにも関わらず、

どっさり出されますから、

まず「解いていい状態」ではないのです。

 

数学リニアⓇをやってから解くと、

悪い子で7割、いい子で9割以上は、初見で問題が解けるようになります。

 

自力で解けるのが7割~8割のバランスでないと、

実りある学習にはなりにくい難易度になってしまっています。

 

ちなみに寺子屋は高校生から入塾することはできません。

小中学校に寺子屋で学習していた生徒だけが、

数学リニアⓇを使うことができます。

最近の高校生は、小中学生で解決していない課題が多すぎて、

私の手では3年では負えないのです。

 

いえ、そこそこの大学に入学してもらうだけなら、

今までの状態でも、十分可能ですよ。

寺子屋の進学実績をご覧いただければ、これくらいでしたら。

でも、

小中学校できちんと勉強してこなかった子たちを、

無理やりいい大学に送り出したとしても、

彼らの将来に、ひとりの大人としてわくわくすることが、

無いのです。

 

 

ごんぼっち