アトリエ本楽寺

数字で測れない力

今晩は、本日も粛々。

 

むかーし、アトリエ本楽寺でワークショップを行ってみたんですが、

どんな作品を作るか、

試行錯誤する時間を与えたとき、

 

どうしていいかわからなくて、絶えずぼーっとしている子、

水を得た魚のように、あーでもないこーでもないと実験をする子、

この二人、

成績的には同じくらい(かなり上位層です)、

むしろ前者の子の方がテストの点数はいいんです。

 

この光景をみたとき、

私は心底怖くなりました。

 

小学生になると、ここまで絶望的な差があっても、

中受中堅レベルのテストでその差が見えない。

このことが本当に怖いと思いました。

 

小さいうちから、小さくまとまっていると、

大人からみて「いい子」に見えるのでしょうが、

活き活きしているとは別物なんですよね。

成績みたいな数字は、生徒の1部しか表現されていないので、

その1部を大事に扱うのはもちろんですが、

テストで表現しきれない力を見逃さないようにしなければと、

痛いほど思い知りました。

 

ごんぼっち