寺子屋の指導

生徒に天井をつけない

こんにちは、本日も粛々。

 

今年はたまたま偏差値70くらいの生徒たちで、

学年が構成できているので、開講していませんでしたが、

「個別指導が最大限に活用できるのは、実は偏差値70以上」だと言いました。

 

個別指導が一番活きるのは、

その子に応じてカリキュラムが組めることで、

カリキュラムの進み方で、生徒の勉強する能力を引き出す、

その必要がないくらいまで極めた中学生こそ、

個別指導です。

 

一応そういうコースがあって、

今までこのコースに在籍していた子は、

全員泉丘高校以上合格で、灘高校合格者もここです。

 

個別指導について述べたいのではなく、

寺子屋が大事にしている価値観のひとつが、

 

★能力がある子に、天井を設けない

 

ということです。

地方都市と都市部を比べてみたときに、

一番大きな差はどこか?と問われれば、

成績優秀な子に、

「それで充分でしょ?」と言って才能の芽を押さえつけてしまうところだと思っています。

 

いえ、成績優秀な子だけでなく、

本当は「小中学校の勉強がこの先どうなっていくか」とか、

「世の中や人間とどうつながっていくか」とか、

チラ見でいいから、見せてあげるのは、

成績の上下関係なしに、本当はした方がいいと思います。

 

寺子屋の授業を、特に集団授業を聞いた生徒は、

途端に家で難しい話をし始めるらしいのですが(笑)、

そういうのもこの「生徒に天井を設けない」の一環ですし、

 

数学が好きなら、中学・高校・大学への数学や、数学オリンピックの問題が置いてあったり、

英語が好きなら、英語での名スピーチの本があったり、

寺子屋文庫で補っている部分もありますし、

 

寺子屋のカリキュラムや教材、教室の作り自体にも、

そういうしかけが盛り込んであります。

 

勉強の完成は、大学受験ではありません。

であるならば、世の中に出ても使えるような自学力を、

コツコツと育てていくのが、塾だと思っています。

 

ごんぼっち