勉強方法

大人が魅力的な「メディア」かどうか

今晩は、本日も粛々。

 

広島で行われているG7、歴史的な会合になりそうですね。

戦争している一方の相手国だけを呼んだので、

良くないのではないかという意見があり、それでデモも起きているのですが、

個人的には良い傾向だと思っています。

それはともかく、

 

寺子屋では中学生になったら、ニュースくらいは観ようと言って、

時事問題の話も授業中によくしているのですが、

それでも、先般中3に、

「グローバルサウスって最近ニュースでしょっちゅう出てくるけど何?」

と聞いて、わかっていたのは半分ほど。

成績が飛び抜けていく生徒は、

例外なく、こういう話題に反応できます。

 

まぁ、こういう話題をスルーしたり、

反応したふりをすることができる生徒もいるんですが、

頑張っても泉丘ギリギリ合格で、その後上三分の一以上には上がれない、

努力で上がったとしても、大学で行き先を見失う未来になるのは、

仕方がないです。

偏差値で上げ底されちゃう人は、

いつの時代にもいました。

 

こういう歴史的な出来事は、日常的に起こっているもので、

今までの世界はどうだったか、これから世界はどうなりそうか、

みたいな話は、子ども同士では難しいので、

大人が関わるしかありません。

 

賢い子たちをみていると、日ごろいお家の方や、いろんな大人から、

世の中に関することをよく話題に取り上げているのが伝わってきます。

といいますか、

賢い生徒に育てるには、いかにいろんな大人が、いろいろな話をするか、

そこ一点しかないとすら

思ってしまいます。

 

動画やゲームみたいな、強い刺激を一方的に与え続けるメディアに対してしか、

反応できないような身体を身に付けてしまう前に、

こういうじっくり考えたり、

即答えが出たり、

すぐわかった気にならないような話題は、

格好の教材です。

 

しかも大人が全部わかっている必要はなくて、

一緒に経緯を見守るというのでも充分という点も、

勉強と違って気軽でいいですね。

勉強だと、保護者が子どもより優れていないといけないという、

謎プレッシャーがかかる方もいるのですが、

子どもにとって重要なのは、

親が自分に関心を持ってくれている点であって、

親がたくさん知っているかどうかではないのです。

 

ごんぼっち