寺子屋の指導

点数が良くても、文章が読めない小学生

ひょうし_kj0628.jpg

金沢情報さんに、寺子屋&アトリエがひっそりと登場しています。

論理クイズ、皆さんできましたか?

来月にはチラシが各地に入ります。



今晩は、本日も粛々。


3月から小1~小6の国語に、ときどき

「知を編む読書会」というのを取り入れたのですが、

予想通り?予想以上?に、

文章を頭に入れて考えるということが、

癖になっていないことがよくわかりました。



低学年くらいですと、

昔話やとんち話のような、

オチがある話の「オチ」がわからない子が多いです。



動画やテレビに比べると、しっかりお話が頭に入っていないと理解できないので、

不慣れなのでしょう。



母国語の言葉を表面的な意味しか理解できない状態で、

やれ英語を頑張らせたり、

国語で大量のプリントを解かせてみたりしても、

賢くなるわけがありません。



小学生ですから、

じっくり慌てず、ある程度は理解ができるまで、

読むのを手伝ってあげる機会を持っていいと思います。



中高生には映画を使って人間・社会分析をする授業をたまにやっていますが、

単純なストーリーの映画を、おおまかにあらすじを言ってあっても、

何が言いたかったのかわからないという、

進学校に進む生徒たち、

たくさんいます。

必要な言語体験を、スキップしてきたのでしょうね。



即得点に結びつく事柄ではありませんが、

こういう点数の周辺にあるふくらみみたいな部分を大切にしないと、

偏差値のわりに残念な人が育っていくような気がして、

寺子屋生はそうはならないでほしいなと思って、

こんな地道な授業もしております。



ごんぼっち