今日は、本日も粛々。
前回、寺子屋生が通知表渡しのときに、担任の先生から言われて、
きゃぴっとなったお家の方の話を載せたのですが、
もうひとつエピソードを頂戴しました。
通知表渡しのときに先生に
「すごく論理的な考え方が出来る子で、着眼点も面白くて、
意見が出尽くした時に当てるとクラスが沸きます。」
この子は中学生なのですが、
こういう子には、ちゃんと数字で結果が付いてくる感じで、
だいたい学年10位前後にいます。
あいまいな書き方をしているのは、
この中学校がいつも明確な順位を出さない学校だからです。
逆を返せば、
何かしら論理的な思考で、大人を「お!」っと思わせられないのに、
数字だけは結果がいいというのは、
何かしら歪な状態なんだと思います。
もちろん、数字で結果が出てから自信になって、
本来の学問の在り方に興味を持つ生徒も、若干ですが、います。
点数を効率的に叩き出す世界にしがみつく子のほうが、
経験的には多いですがね、残念ながら。
私が観ている期間ではそうでしたが、
いつか気付いてくれればいいと思います。
それはともかくとして、
点数を気にする前に、まず仕込んでおかなくてはいけない、
大事なプロセスがあります。
この生徒はたまたま、早くそれが芽生えましたが、
早いといっても、
1年近くかかりましたし、
今でも課題はいくつもあって、
それに真摯に向き合っています。
私としては
「今でもきちんと真摯に課題と向き合っている」
この部分が、
一番この生徒の、
すごいなあと思うところです。
ごんぼっち