今晩は、本日も粛々。
教材が大好きで、教材会社からオタクと揶揄されることもあります。
教材なんてどれを使っても一緒、
なんて神話もこの業界には根強くて、
教材を生かすも殺すも授業次第ですので、
間違いではないのですが、
教材の背後にどんな理論が隠れているか、まで分かるようになると、
生徒がわかるようになる、
わからないままである理由は、
たいてい教材にあることが多いのです。
まぁそんなこんなで、
生徒にこんな力を付けてもらいたいので、
こういうものを・・・というのが、
比較的いい状態で揃えることができています。
それでいつも思うのが、季節講習用の薄い教材があります。
量も少なく、
かといって内容が深いわけでもなく、
そして概念をしっかり入れるわけでもない。
あんなものやっても意味があるのかと思うのですが、
それぞれの教材会社に言うと、
「あれでも量が多過ぎて終わらないという話の方が多いんです」
「あれでも難しいので簡単な問題をとよく言われまして」
概念に関してが言及する塾がまずないようでして、え?という顔をされます。
まぁ寺子屋が用いているのは、あの科目のあの会社だけです。
簡単な問題を扱う教材については、いいものをほとんど見たことがありません。
基礎ほど概念が大事なのですが、
なぜか簡単な問題集ほど、概念を大切にしない。
教科書準拠ものとか、特にそうです。
それでしたら、教科書を何度も繰り返した方がいいと思います。
内容はプロにしか判断できないと思いますので、
目の前にあるものを完璧に!というのが、
生徒にとって一番大切なことです。
ごんぼっち