傾向と対策の結果
今晩は、本日も粛々。
傾向と対策に頼りきると、自学力が摩耗します。
とはいえ、
志望校に受かってほしいというのも、
塾の先生だけに限らず、
周囲の大人や、生徒の友人たちすらも思うことです。
しかし、傾向と対策の結果、
こういう進学校の生徒が生まれたらどう思いますか?
日本全国の塾長さんたちから聞いた話です。
国語で要約の課題が出て、
その中から定期テストで一問出るのですが、
課題の要約を全て暗記して、テストで写すという生徒。
これ、一人じゃなくてクラスの半分くらいがやっていたそうです。
公立地域トップ校での話です。
コミュニケーション英語の授業で、
課題の和訳を全部暗記してテストに臨む。
これも有名中高一貫校の話です。
こういう体たらくになってしまうわけです。
毎年、全国の有名高校や大学が、HP上や説明会で、
入試を採点していての講評を公開してくれるところがあるのですが、
ほとんどが
基礎的な内容・基本的な勉強方法ももっときちんとやってください、
と要約できます。
(一番最後にある、志願者へのメッセージを読んでください)
これは当たり前ですが、難しい問題を解くなとか、そういう意味でなく、
傾向と対策みたいな勉強で、
誤魔化して点数を稼いでも、
ある一定レベルの中学・高校・大学に合格できませんよ、
定員上合格になったとしても、うちの求めている生徒じゃありませんよ、
ということです。
ごんぼっち