今晩は、本日も粛々。
世間はワールドカップの話題でもちきりだったそうですが、
忙しくてそれどころではありませんでした。
ヒマな方が羨ましかったです。
あ、嘘です、全然羨ましくないです(笑)。
さて、冬期講習をわんさかやっています。
中1・中2は国語を徹底的にやります。
生徒たちと接していて、
国語の力の無さっぷりには、恐ろしいほどです。
寺子屋1期生(13年前)と比べてもすさまじく衰えていますし、
読解力の低下が始まったと言われる、私の世代、
まして私の両親くらいの世代と比べようものなら、
心から心配になります。
国語がしっかりできないと、
他の科目もある一定ラインから伸びなくなったり、
点取りゲーム的に鍛えるしかなくなったりするので、
中1・中2でも、
毎季節講習会のたびに、国語を特訓します。
題して、
附属・泉丘の国語。
まずは希望者制で、基礎編
この子が頭を抱えているのは、
小4レベルの国語読解。
ただし普通の国語ではなく、
「ちゃんと読まないと解けない」国語です。
しかも文章は誰でも読んだことがあるはずの、
新美南吉「手ぶくろを買いに」です。
小4レベルと侮るなかれ、たくさん間違います。
でもいいんです。
そうしないと、
いかに簡単な問題のせいで、なんとなく読んで正解できていただけと、
生徒自身が実感できないです。
大人が想像している以上に「読む」という行為は、訓練が必要なんです。
もちろん、
終わった後に全文読みたい子用に、
原典は寺子屋文庫に置いてあります。
次は必修の、附属・泉丘の国語標準編。
国語における書き込みは、数学では途中計算。
書き込み方や解答への道筋の立て方を、
ここまでやっているのを見たことがありますか?
それくらい、じっくりとやり込みます。
中学生は想像以上に「読んでいない」ですよ。
学校のテスト等で80点以上取っているような子たちでも、
すさまじい間違い方をします。
「読めばわかる」と簡単に言いますが、
読むという行為はかなりしっかりした訓練を、
ある程度長くやらないといけないものです。
すみません、間違えました。
正確に言いますと、中学生は想像以上に読んでいない、ではありません。
大人も含めた日本人は、
想像以上に読んでいません。
ごんぼっち