今晩は、本日も粛々。
新年一発目の、映画で学ぶ知の技法は、
困ったときのロビン・ウィリアムズ、
パッチ・アダムスでした。
結構みんなの心に刺さったらしく、
感想を書くのに、熱が入っていました。
そういえば、寺子屋から灘高校に合格した生徒が言っていました。
受験で鍛えられるのは、せいぜいが10分や15分で読めるような
文章しか出てこない。
2時間くらい物語を、頭の中で再構成するというのが、
こんなに難しいとは、
最初はとても戸惑いました。
日本最高峰の難関校に挑む生徒ですら、最初は厳しかったみたいです。
こういうのをみると、
受験勉強に最適化しすぎると、危険だなあと思ってしまいますし、
だからこそ、やってよかったとも思います。
国語を何とかしなきゃいけないときに、
本を読めとか、
感性を磨けとか、
語彙力や教養を養えとか、
そんなことを言い放つくらいなら、
映画で「もやっ」と心に起こったことを言葉にしてみて、
実際に講義を聞いて、
さらに感想を書く。
部活や学校の課題など忙しい中高生だから、
無理のない、月1回だけこういう、
★重要だけど緊急性が低いもの
に手を入れる。
こういう塾があってもいいのかなと思います。
点数を追っかけることで、
自信と教養を手に入れるというのは大事なのですが、
それだけだとどうしようもないことがあるんです。
日本最難関の高校に合格して、
進学後も優秀と評された生徒ですら、
その「どうしようもないところ」にはまりかけていたわけです。
学校も点数しか見ていないことも多いですから、
広い視野で生徒の学力を眺めてみてもいいんじゃないかと、
思います。
ごんぼっち