今晩は、本日も粛々。
幼児低学年をみていると、やっぱり1年・2年経つと、
驚くほど成長しています。
深く「考える」ことをあっという間にあきらめていた子が、
粘り強くなったり、
考えを言葉にするのが苦手だった子ができるようになったり、
イヤイヤ言っていたのを言わなくなって、
落ち着いて取り組むことができるようになったり、
自分の意見や考えを述べられなかったけれども、
できるようになってきたり。
塾で教えるようになって25年くらい経ちますが、
中高生を教えることが多かった身からすると、
信じられないような大きな変化ですが、
保護者とすれば、
その変化を待てなかったり、
この程度の変化は当然と考えていたり、
一番がっくしくるのは、
そういう変化に気付いていないというケースもあります。
高学年や中学生についてもよくあります。
まあ、その変化を待てなかったり、過小評価したりするのをみると、
その保護者の方は、さぞ優秀な子供だったんだろうと、
嫌味なことを考えてしまうよりも、
★変化って、どうやって起こるのか、見えない状態にあるんだなあ
と思っています。
私が寺子屋のことを紹介するときには、
「至って平凡な、何のとりえもない塾です」と言うようにしているのですが、
それは本当のことで、
例えば、先日のブログに書いたように、
地味で、当たり前のことを、
粛々と積み重ねているだけです。
ただ、その当たり前をバカにせずに積み重ねるほうが難しくて、
その威力は、寺子屋の高校合格・大学進学実績を見ていただければ、
お分かりになると思います。
劇的な変化を期待してしまっているのは、
子どもをきちんと見ていないから。
わずかな変化を過小評価してしまうのは、
小さな積み重ねを「当たり前」と侮っているから。
偏差値や得点という数字を気にする気持ちはわかりますが、
子育てのゴールは、
いい高校に入学したり、いい大学に入学することではないはずです。
その数字みたいな部分は、
私が悩めばいいところですので、
お家の方には、どんと構えていてほしいですね。
わかっていてもどうしようもできないときは、
私でよろしければ、お話を聞きますよ。
ごんぼっち