大学受験

とりあえず対策だけやっておくことの弊害

今晩は、本日も粛々。

 

京都で幼児教育の勉強会に参加していて、

たまたま先日のブログの、

東大寺等の募集中止の件の話がでていました。

 

幼児・低学年をやっていて思うのですが、

年齢段階で、ある程度身に付けておかなくてはいけない事柄を、

無頓着に放置していると、

小学校や中学校に上がって壁にあたったとき、

壁には誰でもぶち当たりますし、

学生のうちは壁にぶち当たるのが仕事みたいなものですが、

どうしようもなくなるんでしょうね、

という話です。

 

受験勉強は一生懸命ですが、

かけ算を足し算で表現してみてごらんと言われて、

何をしていいか全くわからなくなる偏差値70の子とか、

精神的に脆い子も、

海じゃなくてプールで育ち過ぎたんでしょうね。

そういう子は、保護者がいつも課題から逃がしますから。

 

有名高校でも、素晴らしい入試問題に真正面に取り組むと、

ちゃんと学力が身に付くようにできているのに、

帳尻合わせ的に取り組む生徒は、

かえってコチコチの頭になって、

せっかく有名校で才能を伸ばすはずなのに、

伸び切ったゴムのように仕立て上げられるちゃうわけですよね。

 

何でもそうですが、

中学・高校・大学受験はきっかけでしかなくて、目標ではありません。

目標を見つけて頑張りましょうというときに、

なぜか「志望校は?」って話になりますからね、

物をもらって「ありがとう」、

教わる空間に来るのにそこの人たちに挨拶する、

こんなことが出来ないくせに、

いい成績を取っても、学歴はいいけどイマイチな大人になるに決まっています。

 

祖父が生前、

勉強するには資格が要るとよく言っていましたが、

年々その通りだなぁと実感します。

 

ごんぼっち