寺子屋の指導

人類の教科書

冬期講習に向けて、

生徒募集中です。

小1は満席・中3は募集〆切ですが、

他の学年は、年少~中2まで席があります。

 

今晩は、本日も粛々。

 

10月の映画で学ぶ知の技法は、

チャールズ・チャップリン『モダンタイムス』でした。

 

きっかけは奥しゃんから、

「チャップリンは人類の教科書でしょ」

と、熱弁されてしまいまして、

最近、テーマ的に重め(ビルマの竪琴)だったり、

難解な表現(メッセージ)だったりが続いたので、

気楽に楽しめるものにしたいというのもあって、

選んでみました。

 

こういうサイレント映画(正確には一部トーキー)が、

最近の生徒に伝わるか、ちょっと不安だったんですが、

さすがチャップリン、

声を出して笑う子たちも結構いました。

 

パントマイムを観ていると、

私たちが普段触れている動画やテレビ番組が、

いかに説明過剰かどうかがよくわかります。

 

機械社会の中で個人が人間性を見出し幸福を求める物語

と冒頭にメッセージがありましたが、

人間性や幸福とは、映画から何だと思いましたか?

という授業をしてみました。

 

「不幸なはずなのに、僅かなことにも感動できる二人が、心が豊かで素敵に感じた」(中3)

「資本主義社会の中でも、幸せに生きてみせるという想いが込められていると思った」(高2)

なんて、

チャップリンが生きていたら、どんな顔をしただろうという、

いい感想が踊っていました。

 

ごんぼっち