勉強方法

幼児低学年が目指すもの

今晩は、本日も粛々。

 

3月からの新学年・新年度の準備期間です。

新時間割もほぼ決まりまして、

あとは現在通っている生徒たちに不都合がないか、確認だけの状態です。

 

さて、

高校数学でおなじみの、

道順の行き方が何通りあるか?という問題、

PとかCとかを使って解いていたあれ、

実は寺子屋の小1テキストにあるんです。

 

冷静に考えれば、数を数えられれば、

解けちゃいますので、

小1で充分なわけですよ。

 

その問題に苦戦していた生徒は、

「どんな行き方があるか、書いてみてごらん」と宿題に出したら、

 

9C3C0D86-91C8-47A4-9536-CB39A60B9D0E.jpg

このとおり。

すごくないですか?

どんなふうに書いたらいいか?というヒントはひとつもなしに、

自力で考えたんですよ。

 

パッとやり方を教えてなぞらせれば、指導者は楽で、

しかも保護者はインスタントに喜んでくれますが、

こういう考える力は、財産以外の何物でもありません。

 

全員最初っからうまくいくわけないのですが、

保護者の方が、一年くらい教えたい気持ちを辛抱して、

生徒が悔しがったり、嫌がったりしながらも、

じっくり学んできた賜物です。

 

結果的に正解かどうかは、どうでもいいんです。

こうやって便利な公式にたどり着くまでの、

具体にたっぷり触れるんです。

点数なんてものは、いずれ勝手についてきます。

 

こういう瞬間って、小さい子教えててよかったと、

一番思うときですね。

 

ごんぼっち